June 1, 2020
第1次サッカーファミリー財政支援事業(融資型) ~新型コロナウイルス感染症克服後も、継続してサッカーを楽しむ環境を維持するために~
1 はじめに
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の措置として、今なお、Jリーグをはじめとしたスポーツイベントが中止・延期され、また、多くの学校が休校となっております。先日、緊急事態宣言が解除されたことに伴い、今後は徐々に、これらのスポーツイベントや学校も再開されると考えられますが、現在は多くのスポーツチームやスクールが資金繰りに窮しています。この度、JFAでは、上記の活動停止停止期間の収入減少により、存続が危ぶまれるサッカークラブやサッカースクールに対して、緊急に資金融資を行う制度を設けております。一般的な金融機関からの融資よりも有利な条件となっておりますので、関係者の皆様は当該制度の活用をご検討ください。私たち一般社団法人BLeSSが皆様の申請をお手伝いいたしますので、ご不明な点がございましたら、お気軽に問い合わせください。
2 融資内容
(1)対象
サッカー・フットサル・ビーチサッカーのクラブ(チーム)、もしくはスクール事業者(以下、「クラブ等」という)
※クラブ等は、法人格の有無を問わない
※クラブ(チーム)の場合、JFA登録の有無を問わない
※但し、Jリーグ加盟クラブ(J1、J2、J3)、JFL加盟クラブ、なでしこリーグ加盟クラブ(1部、2部のみ)、Fリーグ加盟クラブ(ディヴィジョン1・2)及びその下部組織は、リーグ・連盟を通じた支援等を別途検討するため、対象外とする。
(2)申請方法
Webで申請(JFAのHPより)
なお、
-クラブ(チーム)の2019年度決算書類
-申請者本人の確認書類の写し(免許証・保険証・パスポートのいずれか)
を提出する必要があります。
申請内容によっては下記書類の提出も必要となる場合があります。
-クラブ(チーム)の有給コーチ、有給スタッフの一覧
-借入金証明書類
-団体の定款または規約
(3)申請期間
2020年5月14日~6月末まで申請受付
(4)返済期限
最長10年(初回返済は2023年度まで延長可能/返済完了は最大2032年度まで)
(5)利息
無利息
(6)担保
無担保
(7)申請条件
申請にあたっては、以下の申請条件1・2・3・4の全てを満たすこと
申請条件1:クラブ等の活動実績
2019年のチーム活動、もしくはスクール(サッカー教室等)活動の実績があること
申請条件2:クラブ等の規模
ア)~ エ)のどれかに該当すること
ア)「有給コーチ(専任)」が少なくとも1名以上いるクラブ等
イ)「アルバイトコーチ」が5名以上いるクラブ等
ウ)クラブ等で自己占有している「ホームグラウンド」を有するクラブ等
エ)毎月の「借入金返済額等」が100万円を超えるクラブ等
※上記アイウエの用語の定義は後記します。
申請条件3:収入減少
4月(若しくは5月)の月次の収入が対前年度同月比で半分以上減少していること
申請条件4:クラブ等の環境維持
クラブ等は指導者の雇用など、環境の維持に最大限努めること
(8)融資限度額
融資限度額は、クラブ等の規模に応じて30万円から500万円とし、融資限度額の算出は、下記のとおりとする。
【融資限度額の算出方法】
クラブ等(申請者)が法人格を有する場合
下記(A)~(F)の合計額、または総額500万のいずれか小さい額
クラブ等(申請者)に法人格がなく、任意団体の場合
下記(A)~(F)の合計額、または総額200万のいずれか小さい額
(融資限度額の算出方法)
(A)
有給コーチ (専任)数 |
(B)
有給コーチ (アルバイト)数 |
(C)
コーチ非兼任の専 任有給スタッフ数 |
(D)
ホームグラウンド数 |
(E)
クラブハウス 事務所 |
(F)
借入金 返済額等 |
人数
×30万円 |
人数
×6万円 |
人数
×30万円 |
サッカーピッチ面数
×100 万 円 フットサル又はビーチサッカーの |
一律
20万円 |
1ヶ月分の 借入金返済額等の額 (ただし上限100万円) |
※JFAが集める寄附金額等に応じて、JFAはその返済を一部免除することを可能にする
(9)対象経費
本融資による貸付金の使途は、コーチの給料、クラブハウス家賃・水光熱費、グラウンド土地代等、団体およびクラブ等の存続を目的とした使途に限る
(10)その他
・法人格を有する登録チーム以外が申請者(契約者)の場合は、連帯保証人が必要
・融資後、JFAはクラブ等の活動報告・収支報告等の提出が必要(活動のモニタリング)。
用語の定義
(A)有給コーチ(専任)
当該のクラブ等に所属し、クラブ等からの収入を主たる収入源にしているサッカー・フットサル・ビーチサッカーのコーチ
※公認指導者資格の有無を問いません
(B)有給コーチ(アルバイト)
当該のクラブ等への所属有無を問わず、クラブ等から定期的に月額3万円以上の賃金を支払っているサッカー・フットサル・ビーチサッカーのコーチ
※業務委託のコーチも含みます
※公認指導者資格の有無を問いません
※当該のクラブ等の専属でなく、定期的にチームの指導に加わるゴールキーパーコーチ等も含みます
(C)コーチ非兼任の専任有給スタッフ
上記ABのコーチを兼ねていないスタッフ等で、当該のクラブ等に所属し、クラブ等からの収入を主たる収入源にしているスタッフ
※スタッフ等には、マネジャー、トレーナー、メディカルスタッフ等も含みます
(D)ホームグラウンド
当該のクラブ等で年間を通じて占有的に使用できるホームグラウンドで、かつ、自己所有(土地自体の自己所有の場合)もしくは、賃借料(土地代)の発生しているもの
・サッカーピッチ:上記の条件に当てはまる68m×50m以上のもの
・フットサルピッチ:上記の条件に当てはまる原則25m×16m以上、68m×50m以下のもの
※フットサルピッチにはビーチサッカー場を含む
※クラブ等の活動(スクールを含む)で、他団体が所有するグラウンドを一定の時間帯だけ帯借りしているものは対象外
(E)クラブハウス・事務所
当該のクラブ等で占有的に使用しているクラブハウス・事務所で、かつ、自己所有、もしくは、賃借料の発生しているもの
(F)毎月の借入金返済額等
当該のクラブ等が返済している借入金、その他、クラブ等が支払う設備等のリース代
但し、人件費、グラウンド賃借料、グラウンド維持費、クラブハウス・事務所家賃、水光熱費は除く